音の無い空白
2002年2月4日待ちに待ったライブ。
ツアーラストの横浜2Day。
純粋に楽しみで、少しの不安も打ち消す様に
横浜に向った。
今回のツアーは3ヶ所行った。
どこも楽しかった。
お客さん少なかったとこもあるけど
でも楽しかった。
―弐月伍日―
いろんなことを乗り越えて行くんだよねって
思ってた。このメンバーで、この音で。
ライブが始まるといつもは下手にいるギターさんが
今日は上手に待機。
あれ?って思ったけど、もしかしたらラストだから
ちょっと思考を変えたのかなって思った。
でも、出てきたのは4人で、そのまま『爛』が始まった。隣に同じく上手ギターファンの子と
ぎゅっと手を握り合ったまま『爛』が終わり
Voが口を開くのを待った。
ケガかな、、病気かな、、?
事故とか・・・?
そんなんだと思ってた。
今日は居なくても、戻ってくるんだと。
でも、Voの口から出た言葉はそんなんじゃなかった。もっと、もっと悲しい事実。
まだメンバーでさえも受け止めきれていなかった
現実。
言葉につまりながら何度も下を向いて、Voは
悲痛な面持ちで静かに言った。
でもあたしにはもう届かなくて・・・。
頭が真っ白になって、心に大きな穴が空いたように
なって、例えようの無い気持ちが溢れた。
ギター音のないライブは、いつかみた
華月の居ないRaphaelのようで
空いてしまった音の空間が、とても悲しい。
信じられない。
まだ、とても。
なんで?どうして?
まるで、異空間に放り出されたような
そんなままライブが終わっていった。
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